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障がい者雇用者の定着に向けて!社内で障がい者交流会を実施した話

私たちの職場では、障がいのある人を採用・雇用しています。

今回は、障がい者雇用として働く人たちの定着を支援するため、「障がい者交流会」を主催した話をしたいと思います。

 

 

 

まず、障がい者雇用とは?

「障害者雇用促進法」により、企業などの事業主には障がいのある人を一定数以上雇用することが義務付けられています。

一定数とは、従業員総数に対して「法定雇用率」という決められた割合以上になることです。

この法定雇用率を下回ると、「障害者雇用納付金」を徴収されます。

まあ罰金のようなものです。

そして、法定雇用率を越えている場合、様々な助成金や報奨金が支払われます。

障がい者雇用を促進させないことは、事業主にとってデメリットになるのです。

 

交流会をするきっかけ

私たちの会社では、すでに法定雇用率を上回る障がい者を雇用しています。

しかし、ただ雇用するだけでなく、その人たちが定着できるように支援する必要があります。

定着せずに辞めてしまうと、法定雇用率を下回る可能性があるためです。

 

障がい者雇用の現在の課題として、次のようなことがありました。

・所属部署の一定の人たちしか関わらない

・拠点や部署がいくつもあるため、同じ障がい者雇用の人たちとの接点がない

・仲間意識を持てる同期のような人がいない

 

色んな人がフォローはしてくれるものの、精神的に孤立してしまいがちな状況だったのです。

 

そこで、同じ「障がい者雇用」の人たちで交流会を行い、少しでも輪を広げてもらうために企画・運営をしたのです。

 

交流会の内容

1.自己紹介

はじめましての方ばかりなので、まずは自己紹介からです。

事前に自己紹介シートに記入してもらい、それに沿ってインタビュー形式で行いました。

自己紹介シート

・名前

・年齢

・出身学校

・趣味

・休みの日の過ごし方

・最近嬉しかったこと

 

2.仕事紹介

今、「自分がどんな仕事をしているのか」

「何を頑張っているのか」を話してもらいました。話すのが苦手な方は、自己紹介と同様インタビュー形式で行いました。

 

3.昼食

ここはみんなで、和気藹々と…笑

 

4.レクリエーション

全員で楽しめるように、今回はボーリングをしました。

職場では見たことのないような笑顔とテンションでした。笑

 

5.解散

参加賞としてお菓子詰め合わせを渡して、解散

 

全体を通して、非常に盛り上がった1日でした。

 

準備の際に気をつけたこと

知的障害と精神障害の方ばかりでしたので、準備から運営まで気を配ることも多かったです。

 

知的障害の方は、複雑な行動や抽象的な説明が苦手です。

交流会は通常の仕事とは内容も場所も違います。

対策として、普段と同じ通勤ルートまで送迎したり、スケジュールや持ち物をリストにして個々に説明をしに行きました。

 

精神障害の方は、新しい人と接すること自体ストレスになる人もいます。

対策として、普段関わっている人を近くに付けたり、運営者を事前に紹介して慣れてもらったりしました。

 

ちょっと不安もありましたが、知的・精神がいの方それぞれが楽しそうに過ごしてくれたので、ホッとしました。

 

交流会を実施して感じたこと

まず、参加者全員が元気で気持ちのいい挨拶をしていたことが印象的でした。

(正直、会社説明会に来る大学生より覇気があったかも…笑)

主催者側の話を真剣に聞き、自己紹介や仕事紹介も一生懸命に伝えようとする姿勢には、何か熱いものを感じました。

仕事に対しても、何か新しい業務を任されたり、特定の部分で頼られたりすることは嬉しいという意見が多数ありました。

これはきっと、正社員として働く私たちも同じなはずです。

 

何より嬉しかったのは、最近嬉しかったことで「この職場に入れたこと。毎日仕事が楽しいです。」という発表をしてくれた時でした。

 

ちょっと泣きそうになりました。笑

 

色々と気苦労もありましたが、交流会をやって良かったと思えた瞬間です。

 

雇用率達成が目的ではなく、1人の労働者として考える

障がい者雇用とは、冒頭に話したように事業主に対しての義務です。

雇わなければ罰金やデメリットがあります。

 

ただ、法定雇用率を守らなければデメリットがあるから、障がい者を雇用するという表面的なものではないと思います。

障がい者の特性・個性を理解し、できる業務や役割を明確に与え、従業員の業務負担を減らす。

実際に、障がい者雇用の方が淡々と正確に事務作業をしてくれるおかげで、正社員の残業が減り助かっているという部署もあります。

(もちろん、対応に苦労している部署もありますが)

これはただデメリットを防ぐだけでなく、会社にとってのメリットとなります。

 

今回の障がい者交流会は初めてでしたが、皆さんの楽しそうな表情に色々と気付かされました。

障がい者雇用の方が働きがいのある環境を整えて、法定雇用率が勝手に達成されるようなしくみを考えていきたいと思います。

 

 

 

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