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【仕事はもっと楽しめる!】就活、転職、仕事への考え方。。充実する働き方を“考える”ブログ。

顧客から戴いた腕時計が、仕事のモチベーションになった話

今回は、私が周りの人から仕事のモチベーションを上げていただいたエピソードを紹介します。 

 

私が社会人生活をスタートさせたのは、アパレル店員のアルバイトからでした。

その中で出会った顧客さんとのお話です。

 

 

顧客と店員として、とある社長との出会い

私が当時働いていた店舗は、百貨店などに入っている有名な海外ブランドでした。

それなりに値段も高いので、客層はある程度大人で余裕のある方が多かったです。

 

働きはじめて1年ほど経過し、徐々にスーツなど高額商品の接客を任されるようになった時のことでした。

ある日、少し強面の男性がふらっと入店してきたので、接客につかせていただきました。

その人は非常にお洒落で、スーツや小物は品が良く高級感のあるものばかりでした。

「何か自分より知識がありそう。。マニアックな質問来たらどうしよう」

と、少しビビりながらも丁寧にブランドの魅力を伝えるように接客しました。

結果、大口購入していただきました。

 

その日のうちに、顧客カードに情報を書いてもらいながら、色んな話をしました。

話によると、その人はとある企業の代表取締役、つまり社長でした。

そして、私のブランドの商品を購入したのは初めてだそうです。

社長は、その理由を「接客でブランドの良さがわかったから購入したんだ。」と、私を褒めてくれました。

 

徐々にプライベートでも関わり、食事の場で色んな話をした

それから、私はその社長が似合う商品を一生懸命に提案しました。

時間をかけるにつれて、次第に顧客と店員を越えた関係を築くことができました。

商品を購入していただくことはもちろん、店を離れて高級なお肉やお酒をご馳走になることもありました。

そこでは、社長の色んな経験談や仕事観を聞くこともできたのです。

また、私から仕事や人生についての相談をすることもありました。

非常に有意義な時間だったと今でも感じます。

1つの企業を束ねる社長と正社員になったばかりの若僧が、こんなに近い距離で会話ができるのはそうそうある機会ではないと思います。

 

私にとって1番となる選択肢を考えてくれた

とある日、私は転職の相談をしました。

私「今の仕事は辞めようと思っています。でも次に何をしたいかは具体的ではありません。

人の仕事選択に関わる学校関係の仕事をやりたいとは何となく思っていますが。考えがはっきりしなくて。。迷っています」と。

すると、社長から1つ質問がありました。

社長「それを聞いてから何だが、僕は今、君をうちの会社に誘いたいと思っていたんだ。

ただ、担ってもらう業務は考えている希望とは違うことになる。

君はどうしたい?今この場で答えを出してくれないか?」

私は、即答することができませんでした。

答えに詰まっていると、社長はこう付け加えました。

社長「即答できないということは、きっと無意識に自分がやりたいことに気が向いているんだよ。

たぶん今働いている中で、人の仕事選択に関わりたいと思った理由があるんじゃない?

まずはそれを大切にしてみたら?」

 

その通りすぎて何も言えませんでした。

「わかりました。一度考えてみます。ありがとうございます。」

きっと私の意思や方向性を固めるために、助言をくれたのかな?と思っていると、更に一言付け加えられました。

社長「君を誘いたいと思っていたのは本音(笑)。でも、やりたいと思う仕事が少しでもあるのなら追っかけた方がいい。どう転ぼうが絶対自分のためになるから。

大切なのは、“自分にとって1番良い選択肢”と“相手にとって1番良い選択肢”を考えること

結果は後からついてくるよ。」

この言葉は、今後私の人生の核になる考え方となりました。

 

逆に、社長の方からも話がありました。

社長「実は、本社を移転することになった。これからはこの地に来ることも減るだろう。君も転職という新たな門出だけど、僕も新たな挑戦が始まるわけだね。」

私は、とても残念がりました。

 

そこで、社長はおもむろに今つけている腕時計を外して、私に差し出してきました。

社長「君が接客の時にカッコいいと言っていた腕時計をあげよう。これをつけて、まずはこの腕時計に見合うだけの価値がある仕事をしてみて。しかも全力でね。

そしてこの時計がボロくなるほど頑張って働いた時、自分が納得する結果や方向に進めた時に、自分のお金で本当に欲しい腕時計を買おう。それをモチベーションの1つにして、仕事を頑張って。」

なんと、私が接客の中で話していたことを覚えてくれていたのです。

私は、感激で何も言えませんでした。

そして、その腕時計を受け取らない理由はありませんでした。

 

受け取った腕時計と恩を力に、仕事を頑張れた

現在、私は人事をしています。

当時なんとなく考えていた、人の仕事選択に関わる業務です。

そして私は、人事の役職がついたタイミングで1つの腕時計を購入しました。

そこそこの値段がするものを。

きっと譲り受けた腕時計を脇目に、仕事を一生懸命にこなせたから今に繋がったのでしょう。

 

どんな手法でも良いので、「人のモチベーションが上がる働きかけの素晴らしさ」を教えていただけました。

特に私の意識を高めてくれた社長には、大きな恩を感じています。

 

今は直接会うことは減りましたが、私はこの教えをできる範囲で繋いでいきたいと思っています。

 

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