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アンコンシャス・バイアスとは?無意識なハラスメントをしない組織に必要なこと

皆さん、「アンコンシャス・バイアス」という言葉を聞いたことはありますか?

普段はあまり使わない言葉かもしれませんが、最近厳しさを増しているパワハラ・セクハラ等のハラスメントにも関係してくると思います。

 

ぜひ意味を理解し、自身の行動を振り返って考えて欲しいと思います。

 

 

 

 

アンコンシャス・バイアスとは?

直訳すると「無意識的な偏見」

まずは言葉をそのまま訳してみましょう。

 

アンコンシャス【unconscious】=無意識的な

バイアス【bias】=意見の偏り・偏見

 

となります。

 

つまり「無意識的な偏見」という意味です。

 

バイアスという言葉はよく心理学などで耳にしますが、「思考の偏り」の一種です。

 

これは、人間なら誰もが持っているものです。

 

主に過去の体験から無意識な偏見が生じる

例えば、「力仕事が向いている性別は?」と問われたとすると、多くの人が「男性」と瞬時に浮かんだのではないでしょうか。

でも力仕事が苦手な細身の男性や、身体を鍛えたアスリート体質の女性もいますよね。

 

そう考え?のは、きっと世間一般的な生活の中で「力仕事をしている男性」を過去に体験した比率が高いからです。

だから、無意識のうちに偏った意見を持ってしまっているのでしょう。

 

特にダイバーシティが推進される現代。

無意識に男尊女卑や女性差別をしないように、アンコンシャス・バイアスが注目されるケースは多いです。

 

アンコンシャス・バイアスが悪影響を及ぼすケース

先ほどの説明通り、アンコンシャス・バイアスは誰でも持っている偏見思考です。

そして完全に無くせないものだと思います。

 

ただ、この「無意識の偏見」には、周囲に悪影響を及ぼすケースとそうでないケースがあると思っています。

 

お節介からくる偏見はまだ我慢できる

誰もが持っている「無意識の偏見」の中でも、お節介から生まれるものはそこまで悪影響はないと思います。

 

例えば、「若手社員は負担をかけすぎて潰れてしまわないよう、仕事量を減らした方が良い」という無意識な偏見があったとします。

でも受け手は、「色々経験してみたい」「仕事を減らされて嫌」と思うかもしれません。

 

ただ、裏側には「無理をしてほしくない」「1つずつ覚えていって欲しい」といったような相手への気遣いも含まれています。

そんなお節介から受けた不利益は、仮に嫌だったとしてもそこまで悪影響はないと思います。

方向性が違うだけで、相手のことを考えた行為だからです。

 

自己中心的な偏見が相手の意欲を低下させる

「無意識の偏見」が最も周囲に悪影響を及ぼすのは、自己中心的な考えによる時です。

 

例えば、「仕事は一回教えたら覚えるべきもの」という無意識な偏見があったとします。

もちろん一回で覚える意気込みや姿勢は必要ですし、実際覚えられる人も多いと思います。

ただ、受け手にとっては今回覚える内容が苦手分野かもしれないし、教えられたことはやってみて覚えていく人もいるかもしれません。

 

この偏見は、「自分はできたから」「自分はそう教えられてきたから」「自分の考えが正しい」といったような自己中心的な考えや体験から生まれます。

 

当然相手への配慮はありませんので、「なぜできないのか」「能力が低いんじゃないか」というように相手を責めてしまいがちです。

更には、「自分はしっかり教えたから悪くない」という自己防衛にも繋がってしまいます。

 

自己中心的なアンコンシャス・バイアスは、相手の意欲を著しく低下させます。

しかも、これが無意識だからタチが悪いです。

相手に悪影響を与えていることに気付かないためです。

 

無意識な相手への叱責がハラスメントの原因

ハラスメントに対する意識が高まってきた現代で、「いじめてやろう」と悪意を持っている人はあまりいないと思います。

ハラスメントの原因は、どちらかというと自分の視点のみで考え、自分の意見を譲らず、自分を守ろうとする自己中心的な人です。

こういった人が自分中心にするが故に、無意識な偏見を持って相手を責めてしまうこと。

組織にとっては、この無意識が1番の敵といえます。

意図的でも無意識でも、受け手がパワハラと感じたらそれはパワハラになるためです。

 

無意識に周りへ悪影響を与えないために

このアンコンシャス・バイアスを理解した上で、無意識に周りへ悪影響を与えないために心がけることをまとめてみました。

自分ができていると思う人ほど、一度しっかり自分の行動を振り返って欲しいと思います。

 

自分の無意識を意識する

まずは、自分が無意識な言動に意識を向けてみましょう。

誰かとの会話の後、会議の後、自分の言動を意識して振り返ってみてください。

業務の振り返りを行う人は多いですが、合わせて対人についても客観的に振り返って欲しいと思います。

 

自分と接した後の相手を前向きにする

私は、立場上様々な人から仕事の相談を受けます。

相談が1時間なら、相談者は誰かから受けた行為で1時間負の感情を持つことになります。

自分と接した後の1時間、相手が前向きに過ごせるか、負の感情を持って過ごすかをイメージしてみてください。

 

相手の反応に注意し、フォローをする

人は、いつも相手を前向きにはできません。

知らないうちに不快感を与えてしまうことは誰にでもあります。

その時は、態度や表情に少し曇りが出ているはずです。

表面的な言動だけ見るのではなく、相手の反応に注意して観察するようにしましょう。

もし反応に違和感があった時こそ、少しフォローしてあげるだけで相手の印象はだいぶ違うはずです。

 

アンコンシャス・バイアスの理解が、組織も個人も発展させる

アンコンシャス・バイアスは、誰にでもどんな組織にでも存在します。

誰ができていて、どの部署が完璧ということはなく、そんな小さな話でもありません。

常に変化する時代・環境・人員の中で、全体に目を向けなければ良い組織運営はできません。

 

事業運営の究極の目的は、

「社会に貢献できる仕事をする」

「従業員に良い労働環境を提供する」

この2点だと思います。

 

そのためには、役職や年齢関係なく、

「同じ目的のために、悪影響を与えるアンコンシャス・バイアスに対して意見交換していく」

ことが大切です。

 

誰を責めるでもなく、個人個人が意識できるように促せば、きっと無意識にハラスメントをしない組織に近づくでしょう。

 

更に知りたい方へのおすすめ書籍 

 「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない

 

 

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