皆さんは休みが終わった時、どんな気持ちになりますか?
「明日から仕事か〜嫌だなぁ」と思う人は多いと思います。
そんな時「嫌だとか言っているあなた、何事もプラスに考えることが大切だよ」とよく言われます。
「わかるけど簡単にプラス思考にはなれない」
「そもそもマイナス思考だからしょうがない」
と思う人もいるでしょう。
そこで一度考えてみてほしいことがあります。
働く上で、プラス思考ってそんなに大切なのでしょうか?
- 辛いという感情の原因はマイナス思考
- 「プラス思考」が仕事を充実させる理由
- 脳をプラス思考へ変換するには?大切なのは洗脳
- 私がプラス思考を意識したエピソード
- 無理してでも手に入れるべきプラス思考という劇薬
辛いという感情の原因はマイナス思考
そもそも、働くことが辛いと思っている人は、なぜ辛いと思うのでしょう?
例えば、既に働いている社会人は
- 職場に嫌な人がいる
- 仕事がつまらない
- うまくいかなくて怒られる
- 労働時間が長くて自由がない
これから働くために就職活動をする学生は
- 自分に何の仕事が合うのかわからない
- プライベートの時間が取れなさそう
- ブラック企業のニュースをよく見る
- 社会人は皆疲れて見える
他にも、様々な理由があると思います。
今仕事が辛い、嫌だと感じている人は、ぜひその理由を並べてみてください。
改めて見てみると、辛い時や悩む時は全て物事をマイナスに捉えていると感じませんか。
よく考えれば良いこともあるかもしれないのに、マイナスな部分しか見ていないのです。
辛さや悩みのタネは、マイナスに考える癖が付いていることが大きな原因なのです。
「プラス思考」が仕事を充実させる理由
辛さや悩みのタネは、マイナスに考える癖が大きな原因ということでした。
ではプラス思考になれば悩みは減るのでしょうか?
結論からいうと、そういうことです。
「プラス思考になる」ことは、仕事はもちろん人生の充実にもつながるキーワードなのです。
そこまでプラス思考が重要な理由は何でしょうか?
そしてどんな良いことがあるのでしょうか?
全ての物事が前向きに進む
人は、行動に感情が伴う生き物です。
マイナスに考えている人は、無意識レベルで物事を後ろ向きに進めてしまいます。
当然、プラスに考える人はその逆なので、何かを判断、決断する時に良い方向へ物事を進められるようになります。
周囲からの評価が高まる
マイナスに考えてばかりいる人を頼りたいと思いますか?
仕事でも何でも、できない理由を並べて何も動けない人より、プラスに考えて何事にも取り組む人こそ評価されます。
マイナス思考は、人の悪口や陰口の蔓延にも繋がります。
プラス思考の人は他人の良いところを見るので、人間関係も良くなります。
そもそもストレスを感じにくくなる
自分にとって悪いストレスが発生するのは、うまくいかないことから重なる不満や愚痴などのマイナスな感情です。
うまくいかない時に、それをプラスに捉える人は、そもそもストレスを感じにくいです。
ストレス発散という概念も少なくなります。
同じ物事が起こったとしても、マイナスに受け止める人とプラスに受け止める人では、その後の言動や結果に天と地ほどの差が出ます。
この差は、放っておくとどんどん広がってきます。
マイナス思考の人は、なるべく早くプラスに捉える癖を付けるべきなのです。
脳をプラス思考へ変換するには?大切なのは洗脳
「プラス思考が大切なのはわかったけど、マイナス思考の自分には無理」
「プラス思考の押し付けはウザい」
と拒絶したくなる人もいるでしょう。
でも、考えてみるとその拒絶自体がマイナス思考なのです。
これはもう癖なので仕方ありません。
染み付いたマイナス思考を変えるためには、あえて洗脳されるくらいの意識改革が必要です。
例えば、先ほどの「職場に嫌な人がいる」から辛いという場合です。
「嫌な人」→自分が嫌な所ばかり見ているだけで、良いところもあるかも
「嫌な人がいる職場」→他に助けてくれる良い人もいる
「嫌なことをされた」→反面教師として、自分は他人に同じことをしないよう気をつけられる
というような感じです。
マイナス思考が癖付き、負の感情に支配されると、物事の良い部分に目がいかなくなります。
癖を変えるにはパワーがいるので、慣れるまでは自分を洗脳するくらいの勢いで「プラス思考」になれるポイントを見つけてみましょう。
慣れてしまえば、勝手に前向きに考えるようになります。癖ですからね。
私がプラス思考を意識したエピソード
私は働き始めて間もない頃、極度のマイナス思考でした。
少し先輩に怒られたり嫌なことがあったりすると、すぐ落ち込んで自分を否定していました。
その時は、優しい先輩と聞き上手なパートのお姉さんにいつも愚痴を聞いてもらい、励ましてもらっていました。
当時の恋人にも同じように愚痴を漏らし、マイナスな発言を聞いてもらっていました。
その恋人も優しく聞いてくれていたのですが、ある日突然一方的に別れを告げられたのです。
理由は、私がマイナスな発言ばかりしているので、恋人が悩みを相談できずに限界がきてしまったことでした。
しかも家族の病気のことだったので、私よりも深刻な内容で。
私は、謝ることしかできませんでした。
ここで気付いたのです。
マイナス思考は、周りの人まで巻き込んで負の影響を与えてしまうことに。
話を聞いてくれた優しい先輩も、パートのお姉さんも、そして恋人も、もっと楽しい前向きな話をしたかったはずです。
マイナス思考は、周りの有意義な時間を奪ってしまう毒薬です。
そして自分が前向きでプラス思考でないと、誰かの支えになることは不可能です。
無理してでも手に入れるべきプラス思考という劇薬
仕事の辛さや悩みを解決するため「自分を変えたい」と色々試してみる人は多いと思います。
でも結局うまくいかないのは、試したことが習慣化する前に自分のマイナス思考の癖が出てしまうからです。
その癖をプラス思考に変えることで、きっと辛さや悩みは良い方向へ向かいます。
「辛い時は無理せず逃げていい」という人もいます。
でも、辛いという感情自体を一度打ち負かしてしまえば、人生に怖いものはなくなります。
プラス思考は、それほど人生に影響を与える劇薬なのです。
マイナス思考を自負する人こそ、ぜひ一度戦ってみて欲しいと思います。